私はそう高くないレノマの腕時計をしています。
大学生の頃から、かれこれ20年近くも、この腕時計と付き合っています。
特別なシーンや特別なプレゼントというものではなく、もちろん形見などでもなく、ごく普通の腕時計です。
同じ時計をここまで長く使っていると、今や身体の一部のように一体化した感覚で付けています。
しかし先日ふと、「腕時計はいつの間に腕と一体化したのだろう?」と、大真面目に考えてみました。
果たしてどのような感覚や、どのような期間をもって腕時計は腕と一体化するのか、と考えると、ふつふつと興味が沸いてきました。
翌日から試してみたのは、それまで左手に付けていた腕時計を右手に付けてみる、というものでした。
付けた瞬間、自分の右手と左手の重たさが異なることがわかります。
居心地が悪い。
いちいち時間を確認するのも、やはり左手首を見てしまいます。
しかし最初は、左手を見て右を見ていたものが、徐々に、最初から右手を見始めます。
ここまでに、1週間程度でした。
意外と短い。
次第に自分が右手に付けていることに違和感がなくなってきます。
むしろ、以前から右につけていたような感覚になってきます。
そんな感覚を覚えるのにおよそ2週間でした。
20年近くも馴染ませたものも、たかが半月で変わるものなのですね。
ただ...腕時計自体が無い生活、というのは怖くて試すことができません。

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